情報活動

「ニッセンのCO2削減の取り組み」~輸送効率化によるCO2削減~

アパレル産業の環境問題

地球温暖化や気候変動が進む現代において、私たちの日常生活、企業活動で地球環境に与える影響がますます重要視されています!

実はアパレル業界は、世界的に見ても環境への影響が非常に大きいといわれています。
国内のファッション産業から排出される二酸化炭素排出量は約9700万トンで、日本の総排出量の0.8%を占めます。

具体的には、衣類の原材料調達から廃棄までのプロセスのうち、製造や輸送といったアパレル業界による排出量は全体の約47%にも上ります。

続いて、利用段階が約33%、廃棄段階が約12%と、衣類に関するあらゆるプロセスで二酸化炭素が排出されています。

環境省_「サステナブルファッション 」より引用

特に、47%のCO2排出割合にも及ぶ製造工程や輸送工程は、大量のCO2が排出されていることため、大きな課題となっています。

この輸送におけるCO2を削減するために、
株式会社ニッセンでは、「輸送における効率化」を行いCO2削減の取り組みを進めています。

その具体的な取り組みを紹介します!

ニッセンにおけるCO2削減の取り組み

<輸送時の効率化の取り組み>
①モーダルシフトの活用
②ラウンドユースの活用
により、輸送時の効率化でCO2 削減に貢献しています

①モーダルシフトの活用

モーダルシフトのとはトラックなどの輸送モード(輸送手段)を鉄道や船舶に転換することです。

日本の貨物輸送量の大半を担っているトラック輸送は、環境負荷・エネルギー効率の両面で鉄道輸送や海運に劣ります。
そのため、より環境負荷の低い鉄道や船舶の利用を拡大しよう、というのがモーダルシフトの基本的な考え方です。

実は…トラックでの配送は他の配送方法と比べ多くのCO2を排出しているのです。

同じ1トンキロ輸送における排出量では、
・トラック輸送→船を利用した場合で84%の削減
・鉄道輸送→船を利用した場合で91%の削減効果

があると言われています。※国土交通省(2017年統計データ)

そのため、トラックでの輸送を削減して、鉄道や船舶を利用することが求められいます。

~船舶を利用した陸送距離短縮の取り組み~

ニッセンでは船舶を利用して、日本国内の陸送距離を短縮する事により輸送時CO2の削減を行っています。

上海港~大阪港間で行われていた海上輸送を、上海港~金沢港に変更することで輸送距離の削減を行い、CO2の排出量を削減しています。

金沢港コンテナ実績 19年75本(33%) 20年113本(45%) 21年146本(50%) 22年 162本 23年 184本

22年度実績 約86トンのCo2削減効果(杉の木約6714本相当)になっています。

~列車を利用した陸送距離短縮の取り組み~

さらに、列車を利用した陸送距離削減の取り組みも行いました。
上海港~神戸港についた後、トラックでの輸送を行っていましたが神戸駅~南福井駅まで列車での輸送を行ったことで、CO2排出量を下げることができました。

鉄道輸送により、CO2排出量は70%以上削減を達成。
【参】1トンキロ=1tの貨物を1km運んだ場合。10tを10km運ぶ場合は100トンキロ

ニッセンではこのように、効率的な配送を行い企業、環境にとっても良い取り組みを行っています!

②ラウンドユースの活用

また、輸送効率化の取り組みとして「ラウンドユース」と呼ばれる方法が挙げられます。

これは、行きと帰りのトラック・ドレーを他社と共同で利用する取り組みになっており、
通常、商品を目的地まで輸送したトラックは、帰路には空のドレー・コンテナを運搬します。

ラウンドユースは、帰りの輸送を空のコンテナで返すのではなく、他社の商品を積んで返す取り組みのことを言います。

共同配送により、地球環境に対する負荷を最小限に抑えつつ、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

「ちょっとやさしい」社会の実現に向けて

これらの効果と影響を考えると、輸送における効率化がCO2削減に向けた重要な手段であることは明確です。
ニッセンでは引き続き、CO2削減の取り組みを進め、企業と企業、企業と消費者が協力し合いながら、地球環境への負荷を軽減する取り組みを推進していきます。

「ちょっとやさしい」社会に向けた取り組み

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