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【第6回】SDGsってなんだ?~SDGs17目標紹介~6、7

皆さまこんにちは(^▽^)/

本日の担当者は、とんがりです!

前回までの「SDGsってなんだ?」では、

SDGsの17目標の内、①~⑤までご説明させていただきました。

まだまだ続きますよ~~~~!

大変ですが、大切なことなのでぜひご覧になってくださいね!!

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本日のコラムでは、前回から引き続きSDGs17目標の中から

⑥安全な水とトイレを世界中に

⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに

の2項目ついて、

1.目標の内容 2.現状は? 3.わたしたちにできることって何?

の観点から考えていきます。

弊社事業とは少し遠い項目もありますが、

担当者含め、皆様とSDGsを理解するために、丁寧にお話できるように努めます✊

6.安全な水とトイレを世界中に

6の目標は分かりやすく。。。

☆「全ての人が安全にきれいな水を利用できるようにする」

☆「限りのある水資源を、将来にわたり持続的に使用できるための取り組みを進める」

上記の2点がポイントです!

日本では、家でも外でも蛇口をひねればすぐに・安全に水道水が使用でき、

街中のあらゆる場所に管理された綺麗なトイレが配置されていますが

実は、このような国は世界的に見ても限られているのが現状です。

世界の水事情はどうなっているのか?まずは現状についてお話していきます!

きれいな水を使えない

ポイント1つ目にあげた、

☆「全ての人が安全にきれいな水を利用できるようにする」について。

2018年の国連広報センターの数字では、下記のような数字が挙げられています。

・世界人口の10人に3人が、安全に管理された飲料水を使用できず、

10人に6人が安全で整備された衛生施設を使用できていません。

8億9200万人以上が今でも屋外排泄を続けています。

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「安全できれいな水」を使用できないとはどういうことか?

上・下水道などのインフラ整備が整っていない途上国では、

糞尿や、工場から流された汚染水などが川や湖に流れ込み、

人体にとって有害な物質が染み込んだ水を処理しないままに、飲み水として利用しているという現状があります。

そしてこのような水を使用し続けることで、健康状態に大きな影響を与え、

毎日1000人近い子供たちが衛生関連の下痢症で命を落としています。

不衛生なトイレや汚れた水は感染症の原因にも影響し、

遠方まで「水くみ」にいく女性や子供たちは日々大幅な時間を取られ、危険を伴うことも少なくありません。

これらの現状を受け、目標6では人々が生きるために欠かせない水を、

「安全に・安価に・すぐ・きれいに」届けることを掲げているのです。

水不足を防ぐ

そして、目標6のポイント2つ目に挙げた、

☆「限りのある水資源を、将来にわたり持続的に使用できるための取り組みを進める」

こちらのポイントだけ聞くと、「途上国の水源開発を促進するのかな?」

と、担当者はふんわり思っていたのですが、ポイント2つ目は、

今当たり前に水を使う人々にも関係ある事実に関連するものでした。

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私たちは普段生活する上で、お風呂やトイレ、飲み水などで膨大な量の水を使用しています。

そして、生活以外にも、農業や工場などでたくさんの水を使用している地球ですが

今後、地球温暖化や人口の増加が進むにつれて、

2025年までには少なくとも4人に1人が慢性的または反復的な

水不足状態にある国に暮らすことになると想定されています。

このような未来を脱するために、目標6では既に水不足が起きている

途上国の供給を確保するだけでなく、世界中で水資源管理と国際協力を推進し、

生態系保護などの取り組みを掲げているのです。

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

本日ご説明する2つめの目標、

7の目標は分かりやすく言うと。。。。

「全ての人が、手ごろに信頼できるエネルギーを手に入れられること」

「環境に配慮した、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保すること」

この2点がポイントになる目標です!

日本にいる私たちは普段、「電気代高騰!」や「再生可能エネルギーを拡大しよう」など、

自分たちの身近にあるエネルギーの現状や、将来の展望について見聞きすることが多いと思います。

それでは、日本以外の国のエネルギーは一体どうなっているのでしょうか?

ご存知でしたか?「エネルギーの普及率」

まず初めに、目標7のポイントとして挙げた

「全ての人が、手ごろに&信頼できるエネルギーを手に入れられること」について。

ガスや電気などの私たちの生活に欠かせないエネルギー。

しかしながら、世界人口の13%は、依然として現代的電力を使用できません。

現代的電力が使えない地域に住む人々は、薪や炭などを調理や暖房などに使用し、

危険なレベルの空気汚染にさらされています。

煙で汚れた空気を吸い続けると健康が損なわれていくことが容易に想像できますよね。

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担当者はこの事を知らなくて、びっくりした&勉強不足だったなあ…と感じました。

実際、電気やガスなどの普及率はどんどん上がっていますが、

目を向けてみると当たり前に電気やガスを使用できない人々がいます。

このような状況から、目標7にある5個のターゲットでは、

「全ての人々へのエネルギー供給の促進」を掲げているのです。

7の目標「そしてクリーンに」の部分

7の目標:ポイント2つ目に挙げた、

「環境に配慮した、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保すること」

こちらはコラムを読まれた皆様もご存じの方が多いのではないでしょうか?

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~目標7を読み解くカンタン解説~

エネルギーは、石油などの「化石燃料を基にしたエネルギー」がまだまだ中心です。

そして、化石燃料からエネルギーを作り出す際に発生する二酸化炭素は、地球温暖化の原因の一つ

このまま現状のエネルギー消費(化石燃料の使用)が続くと、

異常気象や地球温暖化がますます深刻になっていきます。

そこで、世界的に力を入れられているのが、水力、風力、太陽光などの「再生可能エネルギー」

SDGsのテーマ「持続可能な社会の実現」のためには、地球温暖化を止めて、

未来の人々にも、「今ある私たちの暮らし」を繋げていく必要があります。

このような流れで、目標7にある5個のターゲットでは

「再生可能エネルギーの拡大」も同時に掲げているのです。

わたしたちにできることって?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

目標の内容と、目標が作られた背景や課題を知ると、

「結局は国ベースでしか動けないのではないか」というような、壮大な話に見えてきます。

「安全な水をこれからも使い続けるにはどうすればいいの?」

「エネルギーを現在から未来までみんなが安心して使い続けるには?」

私たち個人にできることは何でしょうか?

毎日の生活で、節水や節電を心がけることはもちろん、私たちができる大切な行動のひとつです。

そして、自分たちの普段使っている水や電気の量を調べてみたり、

自国・他国の取り組みや実施率を調べたりすることなども、

私たちが「SDGs」に対する意識を変える一歩になり、直接は変えられなくても

「知る」という大事な行動になっていくのではないでしょうか。

さいごに

生きていると、どうしても自分のことでいっぱいいっぱいになる日々がほとんどだと思います(;_;)

そんな中でも、気づいた時に少しだけSDGsに目を向けてみて、行動する人が

ちょっとずつ増えていくと、徐々にSDGs目標に近づくことができるのかもしれません。

担当者とんがりも、まずは「知る」ことからということで、

日本の再生可能エネルギーの普及率を調べてみたり、節水節電をより意識したり取り組もうと思いました!

本日のコラムでは目標6,7の概要説明になりましたが

今後私たちSDGs担当者は、ニッセンにあるSDGsを発見したり、実際に取り組んだりすることで

みんなで「知る」「行動する」に繋げられるように頑張ってまいります!

~最後に~

今回掲載した現状の事実と数字は、下記の国連広報センター様のHPより引用しています(^▽^)/

もっと詳しく知りたい!と思われた方は是非ご参考になさってくださいね!

参考サイト:事実と数字

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは? 17の目標ごとの説明、事実と数字 | 国連広報センター (unic.or.jp)
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