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【第10回】SDGsってなんだ?~SDGs17目標紹介~13、14

ブルーノですよ。

前回までの「SDGsってなんだ?」では、

SDGsの17目標の内、①~⑪までご説明させて頂きました

今回はSDGs17の項目のうちの⑬「気候変動に具体的な対策を」、⑭「海の豊かさを守ろう」について


1.目標の内容 

2.現状は? 

3.わたしたちにできることって何?


の観点から考えていきます。それでは、よろしくお願いします!

⑬「気候変動に具体的な対策を」

1.目標の内容


SDGsの項目13の内容は世界で問題となっている地球温暖化による「気候変動に具体的な対策」を打ち、地球温暖化を改善していくことが目標になっています!

目標⑬のターゲット

13.1気候に関する災害や自然災害が起きたときに、対応したり立ち直ったりできるような力を、すべての国でそなえる。
13.2気候変動への対応を、それぞれの国が、国の政策や、戦略、計画に入れる。
13.3気候変動が起きるスピードをゆるめたり、気候変動の影響に備えたり、影響を減らしたり、早くから警戒するための、教育や啓発をより良いものにし、人や組織の能力を高める
13.a開発途上国が、だれにでも分かるような形で、気候変動のスピードをゆるめるための行動をとれるように、UNFCCC※で先進国が約束したとおり、2020年までに、協力してあらゆるところから年間1,000億ドルを集めて使えるようにする。また、できるだけ早く「緑の気候基金」を本格的に立ち上げる。
13.bもっとも開発が遅れている国や小さな島国で、女性や若者、地方、社会から取り残されているコミュニティに重点をおきながら、気候変動に関する効果的な計画を立てたり管理したりする能力を向上させる仕組みづくりをすすめる。
参考: 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会) (unicef.or.jp)

つまり、気候変動による災害に対してすべての国が、すばやく対策を打てるように人・組織を含めて準備するというものになっています!

気候変動の現状とは?


現状、準備をしておくほど危機的な状態なのでしょうか??

答えは危機的な状況になっているのです。1978年以降、北極の年平均海氷面積は10年当たり減少していることが明らかになっています。

このままのペースだと2050年代には夏季の海氷面積は現在の半分以下になり、今世紀末には全く失われてしまう可能性があります。

その結果、以下ようなリスクがあると言われています

  • 大都市部への内水氾濫による人々の健康障害や生計崩壊のリスク
  • 陸域や淡水の生態系、生物多様性がもたらす、さまざまなサービス損失
  • 同じく海域の生態系、生物多様性への影響

このまま温暖化が進んでいくと人・自然・生態系に大きな影響を与えるため、準備や対策をしてく必要があるということなのです!

わたしたちにできることって?


①食料廃棄をなくす

地球温暖化の大きな原因の1つにごみを燃やした際の二酸化炭素が影響しています。普段なにげない家での生活で残して捨てているもの、お店での頼みすぎなど小さい行動から変えることができます!

②リユース、リデュース、リサイクルを行う

電化製品・衣料品の廃棄も大きな問題となっています。無駄なものは買わない。捨てるのではなくまだ利用できるものを他の人に使ってもらう。リユース、リサイクルして地球の気候を守りましょう。

ニッセンの取り組み:衣服の再循環へ 社内に衣服回収ボックスを設置

③環境に配慮した商品の選択

自身が環境に及ぼす影響を軽減するために、責任を持って資源を使ったり、温室効果ガス排出や廃棄物の削減に力を入れていたりしている企業の製品を選んでみてください。

ニッセンのサステナブルブランド「RiFUKURU(リフクル)

④電気を節約して利用する

私たちが使用する電力や熱の大部分は、石炭や石油、ガスを燃料として発電しています。そのため、冷暖房の使用を控え、LED電球や省エネタイプの電化製品に取り替え、エネルギーを効率よく利用して消費量を減らしましょう。

⑭「海の豊かさを守ろう」

1.目標の内容


SDGsの項目14の内容は持続可能な社会のために、海と海の資源を守り、海の資源を持続可能な方法で利用していくことが目標になっています!

目標⑭のターゲット

1.1 2025年までに、海洋ごみなど、人間の活動によるものを含め、あらゆる海の汚染を防ぎ、大きく減らす。
1.22020年までに、海と沿岸の生態系に悪影響がでないように、回復力を高めることなどで、持続的な管理・保護を行う。健全で生産的な海を実現できるように、海と沿岸の生態系を回復させるための取り組みを行う
1.3あらゆるレベルでの科学的な協力を進めるなどして、海洋酸性化の影響が最小限になるようにし、対策をとる。
1.4魚介類など水産資源を、種ごとの特徴を考慮しながら、少なくともその種の全体の数を減らさずに漁ができる最大のレベルにまで、できるだけ早く回復できるようにする。そのために、2020年までに、魚をとる量を効果的に制限し、魚のとりすぎ、法に反した漁業や破壊的な漁業などをなくし、科学的な管理計画を実施する。
1.5国内法や国際法を守りながら、最大限入手可能な科学的な情報に基づいて、2020年までに、少なくとも世界中の沿岸域(海岸線をはさんだ陸と海からなる区域)や海域の10%を保全する。
1.62020年までに、必要以上の量の魚をとる能力や、魚のとりすぎを助長するような漁業への補助金を禁止し、法に反した、または報告や規制のない漁業につながるような漁業補助金をなくし、そのような補助金を新たに作らないようにする。その際、開発途上国やもっとも開発が遅れている国ぐにに対する適切で効果的な、特別な先進国と異なる扱いが、世界貿易機関(WTO)の漁業補助金についての交渉の重要な点であることを認識する。
1.7漁業や水産物の養殖、観光を持続的に管理できるようにし、2030年までに、開発途上の小さい島国や、もっとも開発が遅れている国ぐにが、海洋資源を持続的に利用することで、より大きな経済的利益を得られるようにする
1.aより健全な海をつくり、開発途上国、特に開発途上の小さい島国や、もっとも開発が遅れている国ぐににおいて、海洋生物の多様性がその国の開発により貢献できるように、ユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを考えに入れながら、科学的知識を増やしたり、研究能力を向上させたり、海洋技術が開発途上国で使えるようにしたりする。
1.b小規模で漁業をおこなう漁師たちが、海洋資源や市場を利用できるようにする。
1.c「私たちが望む未来」※で言及されたように、海と海洋資源の保全と持続可能な利用のための法的な枠組みを定めた国際法(国連海洋法条約)を実施して、海と海洋資源の保護、持続可能な利用を強化する
参考:| 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会) (unicef.or.jp)

世界の海に関する現状とは?


実は人間が原因で海へ大きな問題が起こっているのです。その一例として、ペットボトルやビニール袋などのプラスチックゴミが年間900万~1400万トン(2016年時点)、海に流れ出ています。その結果、海に生息する生き物に大きな影響を与えています。海鳥、魚、ウミガメなどが誤ってプラスチックごみを食べ、死亡する例が増加しています。

豊かな海の生態系を守っていくために人間から生じる海の汚染を防ぐことはとても重要になっています。

わたしたちにできることって?


プラスチックごみを排出させない

海の環境汚染などの問題が起こっている原因はプラスチックゴミの影響が大きいといわれています。そのため、日常の生活でプラスチックを使わない、捨てないことが重要です。特にプラスチック袋ではなく、エコバッグを利用するなど簡単に始められることから進めてみてはいかがでしょうか。

最後に


どちらの環境問題についても知り・考え・行動することが私たち誰にでもでき、一番効果のある行動ではないでしょうか。みんなで一緒に行動していきましょう!!

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